2010/12/28 火曜日

『「S」締め』

小森陽一日記 11:32:44

博多の夜、藤堂くん、担当のKくん、ツインズのSさん、そしてスペシャルゲストのYさんとSさんにて「S」の忘年会を行なった。初めての顔会わせが、ほんの少しの時間でどんどん砕けていく。そして最後はワハハと笑い合う仲に………。腹に何もないからこうなれる。これが大事なのだ。

この一年間、拙い日記を読んで下さったみなさん、本当にありがとう。来年もまた一使用懸命奔ります。どうか応援よろしくお願いします!

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最後に―――、来年もまた沢山の事をブログ内でご報告出来ると思います。もちろんこの「S」もそう、大きなニュースが待っています!どうかお楽しみに。

それではこれにて。
良いお年を!!!!

2010/12/21 火曜日

2010 姐さんインフォ その②

小森陽一日記 11:25:50

我等が姐さんこと、桜井浩子さんからのインフォメーションが届きました。
内容はコレ、年明け早々、銀座シネパトスにて「ウルトラQ」45周年記念上映会が開催されるのです。カラーライズの完成もいよいよですしね、2011年は「ウルトラQ」にとって節目の一年になりそうです。

○ 日時  2011年1月2日
○ 場所  銀座シネパトス
  「ウルトラQ 45th Birthday 上映会」

○ 第一部 ? 佐原健二、西條康彦、桜井浩子登場
○ 上映作品 「ガラダマ」、「燃えろ栄光」、「虹の卵」、「1/8計画」
○ 時間  ?? 11:00~4話上映
       ?? 13:00~トークショー
       ?? 13:45~握手&即売会

○ 第二部  飯島監督、桜井浩子登場
○上映作品 「ゴメスを倒せ!」、「SOS富士山」、「地底超特急西へ」、「2020年の挑戦」

○ キャパ 120席
○ 前売り 特典付き特別前売り券(一部&二部通し券) 5,000円

皆さん、年の初めからどっぷりとウルトラの始まりに浸ってみませんか。

『上京締め』

小森陽一日記 11:22:54

先日、今年最後の上京をした。いやぁ、振り返れば今年もよく東京に通ったものだ。ラストは2泊3日、打ち合わせあり、忘年会あり、謝恩会ありの盛り沢山―――な筈が、夕方着いて翌朝にはとんぼ返りとなってしまった………。

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というのもここのところの体調不良のせい。風邪とかノロとかという流行りものではなく、疲れと飲み過ぎとストレスから来る首痛、肩通、腰痛、それに伴う内臓機能低下が原因である。全身ゴリゴリで血流が悪く、胃も肝臓も腸もへとへと、おかげで身体のあちこちが腫れたり痛んだりしてとうとうダウン寸前………、なんとも残念な締め括りである。

しかし、ここで持ち前の意志の強さが発揮される(自分で言うか?)。スパッと酒を断ち、睡眠をしっかりと取り、風呂に入って血行を高め、きちんと胃腸薬を飲む。この忘年会シーズンに酒断ち、夜更かし断ちは相当口惜しいが致し方ない。ネオンを横目に必死で不摂生を戒めたおかげで、今は随分と回復している。

今年も残す所2週間を切った。月曜には集英社のTさん達が、ラストの週には小学館のKくんや藤堂くん、ツインズジャパンのSさんらが来福する。来年もベストパフォーマンスを披露する身だ、しっかりと体調管理はしていこうと思う。

2010/12/14 火曜日

『音を楽しむ』

小森陽一日記 10:03:50

日曜日、娘の音楽発表会を聞きに出掛けた。その名も「ジュニアオリジナルコンサート」、そう、オリジナルの名が示す通り、出席者全員が自分で作曲した曲を披露する。幼稚園から始めたヤマハのエレクトーン、小学生でのラストコンサートを見事に飾ってくれた。

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それにしても凄い子っているもんだ。8歳の男の子、ピアノに向かうや鍵盤を見事に操って音を紡いでいく。9歳の女の子が作ったメロディの美しい事。11歳の女の子が奏でる艶やかな調べ。今年も存分に驚嘆させられた………。

「アマデウス」という映画をご存知だろうか。巨匠ミロシュ・フォアマンがメガホンをとったモーツアルトの生涯である。そこに出て来るモーツアルトは下品で、女好きで、がさつで、下衆である。しかしひとたびピアノに向かえばそれは一変する。
本物の天才を目の当たりにし、誰もが言葉を失い、最後には何もかも忘れて惜しみない拍手を送る。

モーツアルトは宮廷音楽家サリエリのメロディを一度聞いただけで記憶し、軽やかに弾き、やがてそれを自分の世界に引きずり込んで別次元のメロディへと昇華させてしまう。同じような事を今日の出演者である子供達もやってのけた。モチーフを聞き、記憶し、即興で演奏して素晴らしいメロディを披露してくれた。本当に素晴らしかった。

娘がエレクトーンを弾いていると、僕は自然と頭が下がる。巧みな指使い足使いで演奏をし、頭に浮かぶメロディを?げ、それを五線譜に書き連ねている。僕には何一つ真似出来ない。この時ばかりは大したものだと思う。

中学生になっても音楽は続けるようだ。正直嬉しい。次はどんな曲を演奏してくれるのか、楽しみだ。

2010/12/7 火曜日

『名刑事とは』

小森陽一日記 13:10:01

我が家のリビングには読み掛けの雑誌や本を立掛けるラックがある。そこには最近観た映画のパンフレットやスポーツ、グッズ、時事ネタなどの各種雑誌、画集など色んなものが置かれる。最近、そこに読み掛けの本を立掛けていたら、娘から「怖いからどけてくれ」と言われた。そんな事を言われたのはシネフェックスの「アバター」を立掛けておいた以来である(こっちを向いたネイティリの目が怖かったらしい………)。その本とはこれだ。尋常ではないほど眼光鋭い男の眼差し―――、警視庁捜査一課の名刑事と謳われた平塚八兵衛氏の「刑事一代」である。

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平塚八兵衛、もちろん名前だけは知っていた。警視庁捜査一課の叩き上げ刑事、「落としの八兵衛」は有名だから。昭和の時代を震撼させた数々の事件を担当し、退職するまで現場一筋を貫いた人………、しかし、その人となりはテレビの特集などでサラリと取り上げられたのを見た程度、ほとんど知らなかった。

この本はサンケイ新聞社会部の佐々木嘉信氏が、平塚氏と直に相対して聞き書きをする事によって仕上がっている。事件のあらましや捜査の裏が分かるだけでなく、平塚氏のべらんめぇ口調がありのままに収録されている為、まるで肉声をテープで聞いているような生々しい錯覚を受ける。これがなんとも凄い。世の中に警察を扱った本は数あれど、刑事の息吹を感じさせてくれる本はそう多くはないと思う。

平塚氏は捜査の途上で疑問に思ったら突っ走る。たとえ上層部から異論が出たとしても立ち止まらない。食って掛かる事だって度々だ。そこには組織の和とか出世とか生半可なものは一切ない。微塵もない。あるのはホシを挙げる、被害者をどん底に叩き込んだ憎っくきホシを裁きの場に引きずり出す、それだけだ。

刑事とは何か――――?
この本は平塚八兵衛という1人の刑事の魂を通して、その一端を僕等に垣間見せてくれる。ただこの本、初版が昭和50年11月発行となんせ古い。興味のある方は「三億円事件」を新たに収録した新潮文庫の方をお勧めする。

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