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第38話 『宇宙船救助命令』より 光熱怪獣 キーラ TYPET
VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:014
 




大きくて四角くて昆虫の複眼のように無数の点があるキーラの目。キーラはその眼光で モニターを見ていた科学者達の、格闘するサイゴの、更にはウルトラマンの目をも焼いてしまった。しかし、幼少の僕を捉えて離さなかったのは目ではなく手、まるでグローブのような、全体に対して余りにもアンバランスなあの巨大な手の方だった………。キーラTYPETは光野氏が原型を担当している。後に村田氏が造ったキーラTYPEUと並べてみると、光野氏の方は写実的ではないように思われる。しかし、前傾姿勢で今にもこちらに向って突進してきそうなポージングと、圧倒的な迫力の巨大な手………、それが激しい説得力を持ってキーラたらしめている。
塗装はベースに明るいレッドブラウンを乗せてみた。エナメル塗料のフラットアースで墨入れをした後、今度は濃いブラウンでドライブラシを行った。先に明るい下地を作り、ドライブラシで濃い色を乗せていく。通常とはまったく逆のアプローチを試してみた。Q星の土埃で煤けたキーラの感じが出ただろうか?



全高 全長 重量 原型師
150mm 170mm 300g 光野 正広