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第9話 『電光石火作戦』より ウラン怪獣 ガボラ TYPET
VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:026
 




あの「バカッ!!」という感じが好きだ。ガボラの閉じたヒレが一斉に開く瞬間………、ドリルのような尖った姿形からまるでシルエットが異なる大輪の花のようになる。初めて見た時は思わず「おおっ!」と声を上げたほどだった。ガボラタイプTの原型は、この時期ますます造形技術に磨きが掛かってきた川岸氏が担当している。特徴的な反り返ったヒレの皺やでっぷりとした大きな腹、地底怪獣の代名詞とも言えるバラゴン背など実にリアルに再現されている。原型の出来が素晴らしいと塗装も楽しい。少し塗っては遠くから眺め、また少し塗っては近くから眺め、時折台座に置いて四方を観察しては悦に入っていた。  
塗装は背中を濃いグレー、腹を薄いグレーをベースにした。背中はグレー系で明度を上げ、腹はサンドイエローやフラットアースで土まみれな感じを出してみた。思い切ってアプローチするとぐっと雰囲気が増して来る。ちなみにこのガボラはネロンガとのコンバーチブルキットとして製作されている。変更用のパーツはもちろんの事、ポーズも簡単に変えられるよう両腕両足の付け根部分が丸く作られている。取り付ける際、僅かに角度をずらすだけでかなり違った印象を作り出せる。だがこれが曲者なのだ………。ネロンガタイプ1でも書いた事なのでここでは避けるが、ガボラの足の接着は思いっ切り失敗している………。尻尾を振り上げようと欲を掻いたのがまずかった………。時間を見つけて必ずや満足のいく角度に変更しようと思っている。



全高 重量 材質 原型師
160mm 375g ウレタン樹脂 川岸 敬厳