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第4話 『必殺!流星キック』より 古代怪獣 キングザウルスV世
VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:108
 



波乱だった。超人ウルトラマン、光の国から帰って来た新しいウルトラマンがなんと登場4話目にして敗れ去った………。そんな番狂わせをやってのけたのがこのキングザウルス三世だ。太古の剣竜を思い起こさせる長い身体に丸みを帯びた背びれ、獰猛なワニに似た頭部、その先端からは2本の鋭い角が延びている。一見オーソドックスなフォルムだが、その角からバリヤーを張るという特殊技を使い、ウルトマンのありとあらゆる攻撃を撥ね退けてしまう。うーん、とても古代怪獣とは思えない凄い奴だ………。  
Jr.ワールド中最大の長さを誇るキングザウルスV世は、アーストロンに引き続いて河本氏が担当した。地殻変動を起こしたような体表が、まるで流れるようにまとめあげられている。長い尻尾の先端がコキッと折れ曲がっている所など、まさにマニアのツボをくすぐるような造形である。塗装はベースをブラックで色付け、グレー系、ブルー系を使って凸部分の明度を上げた後、色を落ち着かせる為にフィールドブルーで墨入れを行った。恥ずかしながら塗装をするまで知らなかったのがお腹の色。こちらは首から尻尾の先端にかけてブラウン系数色でドライブラシして仕上げてみた。  
キングザウルスV世、どこからV世と言うネーミングが来たのか思いもよらないが、子供の頃、「それじゃあT世とU世はどんな奴なんだろう」と想像したものである。

全長 重量 付属品 原型
415mm 385g なし 河本 建次