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第18話 『遊星から来た兄弟』より 凶悪宇宙人 ザラブ星人 TYPET
VOLKS JUNIOR ULTRA WORLD NO:020
 


「やぁ兄弟」と親しげに呼び掛けて我々人類の前に姿を現したザラブ星人。突如街を覆った放射能の霧を掃い、行方不明だった土星探査ロケットを地球まで誘導し、翻訳機を手作りして日本語を話し、友好振りを見せ付ける。だが、そんな優しい物言いの裏側には極悪の素顔が潜んでいた………。(実社会においてもよくある話だ………)
腕を前に突き出してじりじりとにじり寄って来る。まるで盆踊りでも踊っているかのようなザラブ星人の戦闘ポーズを、原型製作の林氏は足の運びまでリアルに造形している。いや、それだけに留まらず 頭部がずれないように止めた背中のバンドまで造型されているのがなんとも細かい。  
塗装は顔のベースをダークグレー、胴体はブラックで行った。顔はシルバーやホワイト系を重ね明るめにブラッシング、胴体はブラウン系のドライブラシにハイライトでゴールドを添えながら仕上げてみた。とはいえだ、初期に作ったこの作品、今見ると塗りの甘さは否めない。もちろん自分の腕が上がったなどと言う気は更々無いが、それでも塗り直したい衝動に駆られてしまう。まだチャレンジしていないTYPEUでは存分に向き合ってみようと思う。
姿、形、にせウルトラマンに変身する事でも相当のインパクトを残すザラブ星人、彼もまた改造怪獣の一つである。凸凹と特徴的な皮膚感のボディは地球生まれの海底原人、ラゴンからの流用だった。



全高 全長 重量 原型師
170mm 90mm 120g 林 功次郎