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第12話 『鳥を見た』より 古代怪鳥 ラルゲユウス
怪獣無法地帯 Monster Gallery NO:31
 

その昔ボークス本社を訪ねた時、OHシリーズやJrワールドの原型を見せて頂いた事がある。その中には未発売の原型が数点あった。中でも僕が魅入った一体はこれだった。ラストシーンを思い起こさせる大きく羽を広げて飛ぶポージング、怪鳥ラルゲユウスである。
どうして未発売となったのか、理由は知らない。ただあの鮮烈なイメージが忘れられなくて、一回り小さい怪獣無法地帯のラルゲユウスを買った。だが作って見て驚いた。僅か15cm足らずのキットとは思えないほどの造り込み、特に羽根の表現は壮絶と言っていいほど素晴らしい。一枚一枚、積み重なるように造られた羽根、ラルゲユウスの生命線とも言うべき羽根は、原型の清瀬氏によって見事に具現化されていた。Jrの替わりだなんて……、そう思っていた自分がまったく恥ずかしい。
塗装はブラウンを主体とした。奇跡的に現存しているラルゲユウスの足はこげ茶色である。そこから全体像をイメージして塗ってみた。一説には体色は白系だったとも言われているが、そこはそれ、古代怪鳥だしマンモスっぽく仕上げたという訳である。皆さんのイメージはどういうものだろうか。







全長 重量 材質 原型
145mm 20g ウレタン樹脂 清瀬 信幸