2011/1/18 火曜日

『GATZN』

小森陽一日記 15:52:43

『GANTZ』を観た。攻めてた。相当に。0から1を作り出した奥浩哉氏の原作にしっかりと敬意を払い、残り1から10で攻めまくってた。しばしばこじれる原作と映像の関係、その中においてこれは幸せと言う奇跡だと思う。

日活の現場を訪ねたのが2009年の12月、あれから丸一年以上が経過したんだな。やはり映画は時間が掛かる。SFとなればなおさらだ。ガランとした部屋の真ん中に真っ黒い球体がデンと鎮座していた。それを見た瞬間、「あぁ………、佐藤P、ほんとに「GANTZ」にチャレンジするんだ………」と思った。

マンガを読めば映像化がいかに難しいか分かる。佐藤Pがこれまで手掛けて来たどんな作品より大変な作業となる筈。それでも「やる!」という決心は以前から聞いていたし、その決意は揺るぐ事なくついに完成へと漕ぎ着けた。友人だから言うのではないが、ほんとに見上げた根性だと思う。

映画は是非劇場で、しっかりと自分の目で確かめて下さい。ちなみに僕はGATZN(ガツン)とやられました………。 

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