『鍋、鍋、また鍋』
季節がまた一歩進んだ。北海道は雪、北陸は時雨、東京でも最高気温が10度くらいまでしか上がらない日も出てきた。もちろん福岡も寒い。昼間は温かくても、夕方から急激に冷え込んでくる。だからって訳じゃないけど、最近やたらと鍋物を食べてる気がする。
こっちでは水炊きやもつ鍋が有名なのだが、実のところ僕はそれほどの鍋好きじゃない。もちろん嫌いじゃない。ただ、一週間の内、一度でも鍋を食わなかったら身体に変調をきたすほどではない。普通に好きだ。ただ、立て続けに続くとやはり困る。
ここんとこ、色んな人に会っている。ホークスの元キャプテン、小久保さん。レベルファイブの社長、日野さん、お笑い芸人の大吉くん。異業種であっても、いや、異業種だからこそ、互いに通じたり刺激を受けたりする。食べたり飲んだりしつつ語り合う。そこにはよく鍋がある。
極めつけはこの人だ。藤堂くんが家族で遊びに来た。聞けば自分の誕生日だと言う。忙しい中、風邪もひいているのに、わざわざ我が家を行き先に選択するとは……。
やっぱり嬉しいもんだ。だからという訳じゃないが、藤堂家のリクエストにしっかりとお答えして水炊きを食べに行った。
鍋は温まる。気兼ねしない仲間と食べるのは最高だ。同じ鍋をつつくと親近感が一気に増す気がする。でも続くとツライ。正直に白状すると、あの鶏肉の皮が……プルプルの食感が苦手なのだ。なにあれ、プルプル……。ダメだ、思い出しただけでも食欲が失せる。コラーゲンなんかいらんし!