2008/6/10 火曜日

『はるばるトークショー』

小森陽一日記 17:39:39

「本日は福岡からお越しいただきました小森さんです~」
日本テレビのアナウンサー、古市幸子さんに紹介される。やっぱりそう言われると、
「福岡からはるばるやって参りました小森です~」
と言わざるを得ない。妙に可笑しくて、これで肩の力が抜けた。今後登壇して紹介を受ける時は、「福岡からはるばるやって参りました~」を定番のフレーズにしよう。

順番が逆になってしまったが、先週の金曜日、東京ビッグサイトで行われていた「東京国際消防防災展2008」というイベントに参加させて頂いた。

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年末に公開される「252生存者あり」のトークイベントのゲストとして、僕と監督の水田さん、昔マガジンでハイパーの読み切りを書いた時にお世話になった清塚消防司令、そして現役バリバリのハイパー隊員である新村さんの4人が出席した。1時間くらいのイベントだったが、突っ込みあり、割り込みありであっと言う間にタイムアップとなった。
(その模様は「252生存者あり」の公式ホームページに出ています)

始まりと終わりに、お客さんに向けて4分半の特別映像が上映された。これはカンヌのプロモーション用に作られた映像なのだが、編集が抜群で、初めて観た時思わず唸ったものだ。ステージの裏で清塚さんや新村さん、そして若いハイパーの隊員達がモニターを食い入るように見つめる。僕はチラチラと皆さんの表情を見ていた。
どの顔も真剣そのものだ。やがて上映が終了した時、隊員達の間から自然と拍手が生まれた。笑みがこぼれていた。

「いつか消防モノをやってみたいって言ってたよな」
数年前、僕は清塚さんにそんな話をしていたようだ。笑顔でそう言われた時、『よくやったな』と労われたような気がした――――。

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