2008/9/16 火曜日

『潮風は依然生温く………』

小森陽一日記 17:00:46

原稿がようやく一段落を迎えた日曜日の午後、どこかに出掛けたくて仕方なくなった。テレビを見ていると九州ローカルのニュースが流れ、沢山の屋台が映し出された。
「そうだ、これに行こう!」
3年振り、「放生会(ほうじょうや)」に出掛ける事にした。

台風13号の影響でここ数日北部九州の天気はパッとしない………。この日も曇り、気温は30度を越え、なにしろ湿度が高い。「放生会(ほうじょうや)」の行われている箱崎宮は海の側なので、この時期ともなると気持ちのいい潮風が吹くのだが………、生温い潮風と人混みの熱気と参道から立ち昇る砂煙で全身汗まみれ埃まみれの体たらくである。

それでも意地になって屋台を散策する。鉄砲打ち、輪投げ、迷路、スーパーボール掬いにニセモノ金魚掬い、家族でなんだかんだと金を使う。お化け屋敷と下半身がタコというお姉さんのいる見世物小屋は、「イヤ」という娘の一言で入るのを却下された。残念………。

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しかしまぁ人の多いこと。昼間でこれだから夜はもっと人が増えるんだろうな。お祭が賑やかなのはそれだけ街が元気な証拠、とても素敵な事だと思う。願わくばこれがずっと続いていきますように――――。

追記
これを書いているのは月曜日の朝7時半。あと半日もすれば上京です。用件はもちろん、アレ………。みなさん行って参ります。 

※「放生会」 万物の命を慈しみ、殺生を戒める神事。

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