2008/10/7 火曜日

『お手並み拝見 その三』

小森陽一日記 17:12:55

またまたやって参りました、このコーナー。すっかり月頭の恒例と化して(化させて)おりますが………。ドドンといってみましょう!

『デトロイト・メタル・シティー』李闘士男監督 大森美香脚本 若杉公徳原作
マッシュルームカットの根岸くんと全身デスメタルのクラウザーさん。予告編で観た時、「これは絶対見逃せないっ!」と心に誓った。松山くんの変貌振り、最高に笑わせてくれます!!特にトイレで唄うシーン、死ぬほど笑えた………。

『ジャンパー』ダグ・リーマン監督 テビッド・ゴイヤー他脚本
最近この手のハリウッド映画を観て思うのだが、一球入魂じゃなく一作入魂が出来ていない!謎は次回に持ち越しです、そんな作風が目立ち過ぎる。この作品もそう、なんの解決もなく終わる。ダメだよ、「アイディアもうありません」っていうくらい詰め込んで、もっとちゃんと全力で作らなきゃ………。 

『おくりびと』滝田洋二郎監督 小山薫堂脚本
滝田監督の作品は結構観てます。中でも「壬生義士伝」、浅田さんの原作もよかったけど、映画も好きだったなぁ。そしてこの「おくりびと」、とても清々しい味わいのある作品でした。とにかくモックンが抜群にいい。モントリオール映画グランプリ受賞、おめでとうございます!!

『ハンコック』ピーター・バーグ監督 ヴィンセント・ノー他脚本
ウィル・スミス好きだし、スーパーヒーローものも好きなので押さえに行きました。
酔いどれでデストロイヤー(破壊者)のスーパーヒーロー、設定は大好き、でも『ジャンパー』でも書いた通り、やっぱり半端で幕を閉じる。実にもったいない………。

『クローバー・フィールド』マット・リーヴス監督 ドリュー・ゴダード脚本
酔う酔うって聞いてたから劇場で観るのは敬遠してたけど………、ちょっともったいなかった。観とけばよかった………。ゾクゾクドキドキする怪獣映画、いやアメリカ映画は久し振り、ほんとに見入ってしまった。それにしてもこの臨場感、よくぞ計算でやれたものだと感心してしまう。

『フライングラビッツ』瀬々敬久監督 山名宏和脚本 深田祐介原作
JALラビッツ、実際にある日本航空の客室乗務員さん達のバスケットボール部を舞台にした作品。笑いあり涙ありのてんこ盛り、最後まで気持ちよーく観れる。「ラーメンとチャーハン、どっちも食べていいじゃない!」ほんと、その通り。その気持ちにめちゃくちゃシンクロしました。石原さとみさんと真木よう子さん、いいです。

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