2011/11/22 火曜日

『家族の手術』

小森陽一日記 10:04:17

マイが手術をした。結構な大手術だった。麻酔が覚めて痛みが湧き上がったんだろう、病院からの帰り道、ゲージの中で「キューンキューン」と何度も鳴いた。娘はもらい泣きしてボロボロになっていた……。

ボーダーコリー、牧羊犬としてその名が響く通り、元々走るのが大好きな犬種だ。しかもジャンプ力もある。アジリティーの常連であるところを見ればその実力も分かる。いつものようにマイが庭を全速力で駆け回っていた時、突然「キャン!」と甲高く鳴いた。鳴き方が初めて聞く異常なものだったので、どうしたと慌てて近付いた。すると、左の後足を地面から離して立っていた。最初は捻挫でもしたのかと思っていた。すぐに近くの動物病院で診てもらうと、筋を痛めたのだろうという話だった。痛み止めと炎症を抑える薬を貰い、しばらく様子を見る事になった。

最初は動くのも億劫な感じだったが、その内、足を地面に付けて歩くようになった。小走りも出来るようになった。だが、以前のような走りはしない。ちょっとした段差でも引っ掛かる。そして、座った時、足がだらりと横に流れるようになった。やはりおかしい。別の病院に連れて行き、レントゲンを撮った。すると、十字靭帯が切れている事が分かった……。

歩けるようになったのは、筋肉が発達して靭帯をカバーしていたが為だった。しかし、このままではいつか歩けなくなるかもしれない。家族の脳裏には庭を駆け回るマイの姿がくっきりと残っている。もう一度、元のようにはいかないかもしれないが、せめて風を感じるほどに走らせてあげたい。だから、手術をお願いする事にした。

北九州にあるとある動物病院、この扉の向こうで手術をした。骨を削り、そこにプレートをはめ込むという大掛かりな手術だった。四人の獣医さんがチームを組んで、無事に手術を成功させてくれた。今はまだ福岡市内の病院で術後の経過を見守っている最中だが、この前顔を見に行った時はもう元気で動き回っていた。めちゃくちゃ安心した……。今週中には自宅に戻って来る予定だ。お正月が来る頃には以前と同じように散歩も楽しめるそうだ。

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一年と言葉に出して言うと、とても短くあっさりと感じる。しかし、一つひとつを思い起こしてみると、本当に沢山の出来事が詰まっている。今年も残すところ後一ヵ月とちょっと。しかし、まだまだ色んな出来事があると思う。散歩復活の日も、そんな出来事の中の一頁だ。

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