2009/1/20 火曜日

『飼い主の心構え』

小森陽一日記 13:34:59

先週、川越市にあるいちのせ警察犬訓練所にお邪魔させていただいた。新人女性ハンドラーのシェパードを訓練する様子を眺めながら、事務所で一瀬所長と話をさせていただいた。優秀な性能は血によって伝わるという遺伝学から、まずは五年間修行というハンドラーの生活、果ては大型犬、中型犬、小型犬の性格分けなど様々な事を教えて頂いた。すべての話の根底にあったのは、犬を持つという事の心得、人間の心構えだった――――。

先日、朝の散歩をしていると、ある立派な家の門の前に茶色い塊が落ちていた。大きなウンチである………。このサイズはネコでは考えられない。多分、中型犬以上の犬だと思われる(人間という事も考えられるが………)。生きている証としてウンチ、オシッコは必ずするものだ。これは自然の摂理なので仕方ない。問題はなぜそれを片付けないのか、だ。

皆さんも道端にウンチが落ちているのを目にされた事は多いと思う。いや、道端だけじゃない、公園でもそうだ。遊んでいたらうっかり踏んずけた………、なんていう経験をお持ちの方もいるだろう。踏んだらほんとにげんなりする………。お気に入りの靴を二度と履きたくなくなるくらいだ………。でもこれはウンチが悪いのでも、それをした犬が悪いのでもない。悪いのは飼い主だ。
犬を飼っている方の大半は、散歩中にお掃除グッズを持ち歩いている。持っていない人に出会う事の方が圧倒的に少ないくらいだ。なのに、中に知らん顔して平気な人がいる。道端のウンチを見たり、靴で踏んずけたり、家の門の前に残されたりしてもなんとも思わないのだろうか?そんな事ない筈だ。きっとそういう人は家の前でされると烈火の如く怒り出すに決まっている。そういう身勝手な人なんだと思う。

犬を飼うという事はこちらの心構えを試されるという事でもある。毎日の運動、御飯の世話、ウンチオシッコの始末………。ただ可愛いだけじゃない、責任というものがそこにはある。

はぁ………、なんだか今回は硬くなった。いろいろ溜まってたんだなぁ………。

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